桜が咲く4月は、釣り人にとって「花見ガレイ」を狙う絶好のシーズンです。産卵を終えたカレイが体力を回復するために活発にエサを食べ始め、山陰・瀬戸内の各地でよく釣れる時期を迎えます。この記事では、4月の山陰・瀬戸内エリアでのカレイ投げ釣りについて、仕掛け・釣り方・おすすめポイントを詳しく解説します。

花見ガレイとは?4月のカレイ釣りが熱い理由
「花見ガレイ」とは、桜が咲く春の時期(3月下旬〜4月)に釣れるカレイのことを指す釣り師の言葉です。冬の産卵を終えたカレイが、失った体力を取り戻すために浅場に移動し、活発にエサを追い始めます。
この時期のカレイは食欲が旺盛で、仕掛けへの反応も良好。数釣りができると同時に、春の海の脂がのった良型も狙えるため、投げ釣りファンの間では一年で最も楽しみな季節とされています。
山陰エリアの花見ガレイ事情
山陰(島根・鳥取)エリアは日本海に面しており、荒磯や砂浜が続く変化に富んだ地形が特徴です。4月に入ると水温が上昇し始め、カレイ(マコガレイ・ムシガレイが主体)が浅瀬に接岸してきます。特に島根県の宍道湖周辺や浜田市の漁港周辺、鳥取県の境港や赤碕の砂浜エリアは花見ガレイの好ポイントとして知られています。
瀬戸内エリアの花見ガレイ事情
瀬戸内(広島・岡山・香川・愛媛)エリアでは、内海特有の穏やかな水域でカレイが釣れます。広島県の江田島・能美島周辺や岡山県の牛窓・日生エリア、愛媛県の今治周辺は春のカレイで有名なスポットです。潮の干満差が大きい瀬戸内では、潮の動き出しのタイミングが釣果を大きく左右します。
花見ガレイに必要なタックルと仕掛け
おすすめタックル
カレイの投げ釣りには、以下のタックルが適しています。
- ロッド:4〜4.5mの投げ専用ロッド(号数は30〜35号対応)。堤防釣りなら3〜3.5mのコンパクトな磯竿でも代用可能。
- リール:大型スピニングリール(4000〜5000番)。ドラグ性能がしっかりしたものを選ぶと安心。
- ライン:PEライン1〜1.5号、またはナイロン3〜4号。飛距離を重視するならPEラインが有利。
- オモリ:ジェット天秤25〜30号。砂地ではL字型テンビン、根があるポイントでは遊動式が使いやすい。

仕掛けの作り方
カレイ釣りの仕掛けはシンプルです。基本的な構成は以下の通りです。
- 道糸(PEライン)の先にサルカンで力糸またはリーダー(ナイロン5〜6号・1m程度)を接続
- ジェット天秤(25〜30号)を取り付ける
- ハリス(フロロカーボン1.5〜2号)を30〜40cm取り、カレイ針(12〜14号)を結ぶ
- 2本バリ仕掛けにすると、複数箇所にエサを置けてヒット率アップ
市販のカレイ仕掛けセットを使えば手軽に始められます。初心者の方はまず市販品から試してみましょう。
エサの選び方
花見ガレイのエサは青イソメ(青虫)の房掛けが鉄板です。2〜3本の青イソメを重ねて針に刺し、長めのタラシを出すことでアピール力が上がります。アオイソメが手に入らない場合は、マムシ(本虫)や塩イソメでも代用できます。
花見ガレイの釣り方・テクニック
基本の釣り方:投げて待つ
カレイ釣りの基本は「投げて待つ」シンプルなスタイルです。仕掛けを遠投したら、竿をホルダーに置いてアタリを待ちます。ただし、ただ待つだけでは釣果が伸びないことも。以下のポイントを意識しましょう。
- 定期的な誘い:5〜10分に一度、竿先を小さくあおってオモリを跳ね上げ、仕掛けを動かす。カレイはエサの動きに反応してバイトすることが多い。
- 距離を変える:最初は遠投し、カレイがいる距離帯を探る。反応がなければ距離を変えて試す。
- 複数竿:可能なら2〜3本竿を出し、異なる距離や方向を探ると効率的。
潮のタイミングを狙う
カレイは潮が動き始めるタイミングに活性が上がります。特に大潮・中潮の満潮前後2時間が狙い目。潮が動くことでエサが海底を漂い、カレイの嗅覚を刺激します。潮汐表を事前に確認して、釣行計画を立てましょう。
釣り場の選び方
花見ガレイを狙うポイント選びのコツは以下の通りです。
- 砂地・砂泥底:カレイは砂に潜る性質があるため、底質が砂地や砂泥のポイントが基本。
- 潮通しの良い堤防:海流が当たる堤防の先端や角が好ポイント。
- 浅場(1〜5m):産卵後の体力回復で浅場に入ってくる春は、意外に浅いポイントで釣れることが多い。
- 河川河口付近:栄養が豊富な汽水域周辺もカレイが集まりやすい。
4月の山陰・瀬戸内おすすめカレイ釣りポイント

山陰エリア
- 境港(鳥取県):中海に近い境水道は潮通し抜群。マコガレイの良型が狙える。砂浜の弓ヶ浜周辺も投げ釣りの名所。
- 浜田港(島根県):西部最大の漁港。港内は足場がよく、初心者でも釣りやすい環境。
- 宍道湖周辺(島根県):汽水湖として知られる宍道湖の流入河川周辺は春のカレイの好漁場。
- 東浜・赤碕周辺(鳥取県):砂浜が続く地形でカレイの回遊ルートになっていることが多い。
瀬戸内エリア
- 江田島・能美島(広島県):広島湾に浮かぶ島の周辺はカレイの好ポイントが多数。堤防先端からの遠投が有効。
- 牛窓・日生(岡山県):穏やかな内海で底質が砂地のポイントが多く、花見ガレイの実績が高い。
- 今治周辺(愛媛県):来島海峡の強い潮流周辺は大型カレイが期待できる。干潮前後を外して釣行を。
- 東かがわ・引田周辺(香川県):砂浜と岩礁が混在するエリア。カレイだけでなく春のチヌも狙える。
釣れたカレイの美味しい食べ方
4月の花見ガレイは脂がのっていて食べ頃です。新鮮なカレイは以下の料理でいただくのがおすすめです。
- 煮付け:カレイ料理の定番。醤油・みりん・砂糖で甘辛く仕上げる。皮目の旨みが最大限に引き出される。
- から揚げ:小型のカレイは骨まで食べられるから揚げが最高。カリッとした食感と旨みが絶品。
- 刺身:新鮮な大型カレイは薄造りで。透き通った白身と淡白な甘みが上品。
- 塩焼き:シンプルに塩を振って焼くだけで素材の旨みが引き立つ。春の縁側(えんがわ)は特にコリコリとして美味。
まとめ:4月は花見ガレイを狙いに行こう!
桜咲く4月は山陰・瀬戸内エリアで花見ガレイを狙う絶好のタイミングです。投げ釣りはシンプルな仕掛けで誰でも始めやすく、砂浜や堤防から手軽に楽しめます。春の穏やかな海を眺めながら、のんびりとカレイ釣りを楽しんでみてください。
「いつ行けばいいの?」という方は、潮汐表で大潮・中潮の日をチェックして、満潮前後の2〜3時間を狙ってみましょう。きっと花見ガレイの引きを楽しめるはずです!
